平和への嘆き道(ルカの福音書19章28節~44節)

2020年の棕櫚の主日、受難週を迎えました。今、私たちは特別な思いで、この日を迎えています。この一か月で世界の風景は一変してしまいました。今のこの状況下で、世界は「平和」だと言う人はいないでしょう。この1か月で、どれだけの方が亡くなったのでしょう。どこにも安全地帯はありません。誰もこの疫病から逃げられません。世界中が嘆き、呻いています。失われた日常、失われた計画、失われた平和を求め、人々はもがい…

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眼差しの交差するところ(詩篇123篇)

詩編120篇から始まる都上りの歌は、ひとつひとつが独立した歌でありながら、礼拝へ、という流れに沿って進んでいきます。別々の場所にいた民が、巡礼の道を辿り、山を越えてエルサレムの門に立ち、そして、礼拝の場へと導かれていく。  私たちも一週間、それぞれの場所で過ごし、こうして礼拝の場に導かれてきました。多くの教会が礼拝の中止を余儀なくされている中で、私たちがここに来られたことは、決して当たり前では…

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不可解の先にある救い(ルカの福音書18章31節~34節)

私たちの人生、生活の日々はしばしば3つの坂に例えられます。一つは上り坂。上り調子。物事が順調に進む日のことです。反対に下り坂もあります。どうもうまくいかない。身体が弱ったり、思わしくない方向に事が進んでしまったりする日です。上ったり下ったり、アップダウンが激しいときもあれば、なだらかな日々もあるでしょう。第三の坂は「まさか」。突然の事故や、思いがけない不遇によって人生が混乱する、そういう日です。…

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